ウェブマーケティングでの動画活用事例8選!動画を活用する効果も解説

「動画マーケティングの活用・成功事例が知りたい」
「事例を参考にして、自社での取り組みに活かしたい」
このようなお悩みはありませんか?

近年の動画は単純に流すだけではなく、動画の中で気になるところにタッチポイントを設けて関連商品や情報に飛ばす「インタラクティブ性のある動画」も登場しています。5G時代においては、主流になる可能性を秘めています。

本記事では、インタラクティブな動画コンテンツを含めた動画の活用事例を8つ紹介します。

動画の活用事例からわかることや、動画マーケティングを実施するときによくある質問もまとめているので、ぜひ最後までご一読ください。

\動画の世界観を崩さず検索をスムーズに!/ ▲無料ダウンロード資料あり

INDEX

【目的別】ウェブマーケティングでの動画活用事例8選

今回紹介するウェブマーケティングでの動画活用事例は、以下の8つです。

  1. デジタルショールーム:「PEUGEOT 目黒」
  2. お歳暮・ギフト提案:「高島屋」
  3. 研究結果の検証:文化ファッション大学院大学(BFGU)
  4. 体験型の学びの提供:「日常備蓄だよ!貝社員」
  5. 商品紹介 × 販売促進:ネスカフェ アイスクレマコーヒー
  6. コンテスト企画への活用:ミライのワクワクツアー
  7. ブランディング:ANREALAGE Spring-Summer2021 COLLECTION
  8. 地域PR・地域活性化:「熊本市」

各動画の目的や特徴について、詳しく見ていきましょう。

【事例1】デジタルショールーム:「PEUGEOT 目黒」

再生時間再生時間 01:04
タッチポイント12箇所

コロナ禍で来店できないお客様に向けて制作された「PEUGEOT 目黒」のデジタルショールーム動画活用事例です。

本動画では、画面に触れるだけで情報へアクセスできる「次世代型インタラクティブ動画技術」が採用されています。動画内の気になる場所をタップしてストックしておくことで、最後に詳細ページへ遷移できる仕様です。

タッチポイントは、全部で12箇所設置されています。

▲閲覧中の動画で気になる場所をタップするイメージ

動画の長さは約1分間ですが、車種の細かな情報が知りたい人は、より詳しい解説動画へジャンプすることが可能です。

お客様が実店舗に足を運ばなくても、詳細情報を動画を見るだけで行動を促せるようになっています。

【事例2】お歳暮・ギフト提案:「高島屋」

再生時間
タッチポイント

視聴者に対し、おすすめのお歳暮・ギフトを提案する「高島屋」の動画活用事例です。

本動画では、ストーリー分岐機能が活用されています。動画内で提示された選択肢を視聴者がタップすることで、次の動画へと進んでいく流れです。

▲ストーリー分岐機能のイメージ

【動画に出てくる選択肢の例】

  1. ギフトを贈る相手は?
  2. ギフトの種類は?
  3. ギフトに添えるサステナブルテーマは?

用意された選択肢を全て選び終えると、最後に高島屋おすすめのサステナブルギフトが表示されます。

視聴者や贈る相手の趣味嗜好に沿ったプレゼントが提案される、新感覚の動画です。

【事例3】研究結果の検証:文化ファッション大学院大学(BFGU)

再生時間再生時間 01:04
タッチポイント41箇所

オンラインFestival用に制作された「文化ファッション大学院大学(BFGU)」の動画活用事例です。

同校ファッションマネジメント専攻の学生が研究内容を視覚化した動画に、41箇所ものタッチポイントが設置されています。

【タッチポイントに設置されている遷移先の例】

  • 同校の公式HP、公式SNS
  • 卒業生の研究内容一覧
  • 専攻・コース紹介ページ

タップされた情報は効果測定に活用し、視聴者がどのような研究内容やキーワードなどに興味があるか分析することが可能です。

効果測定の結果は、自分と他人の興味対象に関する相違の検証に活用されています。

【事例4】体験型の学びの提供:「日常備蓄だよ!貝社員」

再生時間再生時間 01:03
タッチポイント2箇所

体験型のコンテンツで学びを提供する「東京都」の動画活用事例です。

本動画はストーリー分岐型になっており、日常備蓄に関するクイズの回答をタップすることで学びを深めていく流れです。

ただ視聴するだけではなく参加型にすることで、動画の内容を記憶に留めやすくするよう工夫が施されています。

また本動画では、人気キャラクターの「貝社員」が登場します。

キャラクターの動画活用は、視聴者に親しみを持たれたり難しい内容をやさしく表現したりするのに効果的です。

【事例5】商品紹介 × 販売促進:ネスカフェ アイスクレマコーヒー

再生時間再生時間 01:20
タッチポイント4箇所

商品を活用したレシピを紹介する「ネスレ」の動画活用事例です。

ただ作り方の動画を流すだけではなく、動く商品に指やカーソルを合わせると対象商品の紹介ページへジャンプできる仕様になっています。

本動画の配信先は、ネスレが運営するTwitter公式アカウントです。各SNSでは動画機能を強化する動きがみられており、企業が活用する事例も増えています。

※動画内で紹介されている「ネスカフェ ボトルコーヒー/リキッドコーヒー」は、すでにネスレ通販での取り扱いが終了しています

【事例6】コンテスト企画への活用:ミライのワクワクツアー

再生時間再生時間 04:08
タッチポイント22箇所

「東京都」が開催したコンテストでの受賞作品を紹介する動画活用事例です。

本コンテストは起業家の卵を生み出すために開催され、「ミライのワクワク!TOUR」と名付けられました。

動画では、未来の東京の姿を感じさせるようなアイデアが次々に出てきます。

画面に表示される受賞者名や受賞作品をタップすると、より詳しい情報を見ることが可能です。

また、動画には「とある3文字」が隠されています。

隠された文字を見つけてタップすれば嬉しい特典がもらえるという、インタラクティブ動画ならではの楽しみもある動画となっています。

【事例7】ブランディング:ANREALAGE Spring-Summer2021 COLLECTION

再生時間再生時間 11:10
タッチポイント19箇所

初のリアル・デジタル融合となった「Paris Fashion Week 2021 S/S Collection」において、アパレルブランド「ANREALAGE」が発表した動画活用事例です。

本動画では、通常のファッションショーのように服を身に付けたモデルが登場します。

音楽や映像を通じてブランド独自の世界観を表現しながら、ストーリー性を重視するこだわりが伝わる動画になっています。

また、動くモデルに指やカーソルを合わせてタップするとブランドの公式サイトへ遷移し、アイテムの詳細を確認することが可能です。

YouTube動画にもジャンプする導線になっており、服を開発した人の想いやファッションショー当日の裏側の様子などを視聴できます。

【事例8】地域PR・地域活性化:「熊本市」

再生時間再生時間 09:56
タッチポイント41箇所

訪日観光客(インバウンド)向けに配信された「熊本市」の動画活用事例です。

動画上では観光地や商品名などが英語で表示され、タッチすると詳細情報が確認できるサイトにジャンプできます。

視聴者は動画に出てくる情報にアクセスしやすくなり、旅前や旅中の情報収集に効果的です。

またタッチした箇所は保存されるため、動画の視聴後にまとめて詳細情報をチェックすることも可能です。

マーケティング事例からわかる、動画を活用してできること3つ

動画を活用してできることは、以下の3つです。

  1. 短時間で多くの情報を届けられる
  2. ストーリー分岐で動画を出せる
  3. 配信後の効果測定ができる

自社のマーケティングに活かすためにも、動画ならではの強みを確認していきましょう。

【できること1】短時間で多くの情報を届けられる

動画は視聴者の視覚や聴覚に訴えかけ、短時間で多くの情報を届けることが可能です。静止画やテキストだけではイメージしづらい情報も、動画であれば表現の幅が広がります。

例えば、説明書を読むのが苦手な人でも、動画マニュアルを視聴することで商品・サービスの使い方を理解しやすくなるでしょう。

1分間の動画は180万語相当の情報量を持つと言われていますので、短時間で圧倒的な情報を訴求できる力があります。

【できること2】ストーリー分岐で動画を出せる

2つ目は、ストーリー分岐で動画を出せることです。

例えば、本記事内で紹介した「高島屋」の事例では、動画の最後に質問と選択肢が表示されます。

選択肢のなかから希望する答えを選んでもらうことで、視聴者に合った動画を流すことが可能です。また動画の最後には、視聴者にマッチする紹介ページへ誘導できます。

このように、ストーリー分岐機能は視聴者それぞれに最適な動画を提供できる点が特徴です。

【できること3】配信後の効果測定ができる

動画は再生回数や視聴時間、インプレッション数などの効果測定ができます。ほかにも動画の種類によっては、さらに深い分析が可能です。

例えば、パロニム株式会社の「Tig」は、触れるだけで情報にアクセスできる次世代型インタラクティブ動画です。

視聴者にタップされた情報をもとに、どの商品が人気なのか、どのシーンで離脱率が高いのかなどを分析できます。

動画マーケティングでは、効果測定を何度もおこない動画の内容を改善することが重要です。定期的に効果測定をおこない、視聴者が求める情報を提供していきましょう。

なお、視聴データをより深く分析できる「Tig」が気になる方は、以下から気軽にお問い合わせください!


動画マーケティングを実施するときによくある5つの質問と回答

動画マーケティングを実施するときによくある質問は、以下の5つです。

  1. 動画マーケティングにはどんなメリットがあるの?
  2. 動画を活用した施策のイメージができないけど、何ができるの?
  3. 制作会社に依頼する場合の注意点はある?
  4. 動画マーケティングは今後も市場が伸びてくるもの?
  5. 動画マーケティングを成功させるポイントは?

それぞれ回答していきます。

【質問1】動画マーケティングにはどんなメリットがあるの?

動画マーケティングには、以下のようなメリットがあります。

【動画マーケティングのメリットの例】

  • 商品・サービスの魅力を届けやすい
  • 認知度向上を期待できる
  • ブランドの世界観を表現しやすい
  • 効果検証ができる
  • 購買意欲を促進できる

いくら優れた商品やサービスを開発しても、顧客に認知してもらえなければ利用・購入にはつながりません。

動画は視覚・聴覚に訴えながらより多くの情報を届けられるため、認知度向上を期待できます。

ほかにも、商品・サービス訴求よりストーリー性を前面に出すことで、広告感を緩和させるなどのメリットがあります。

【質問2】動画を活用した施策のイメージができないけど、何ができるの?

動画は、以下のような手法を用いて活用することが可能です。

【動画マーケティングの代表的な手法】

  • 動画広告
  • SNS
  • Webサイト/LP
  • オフライン広告
  • 展示会
  • 動画セミナー
  • オンライン配信

例えば、タクシー広告や街中でのデジタルサイネージなど「オフライン広告」での動画を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

また、公式YouTubeチャンネルや公式Instagramをはじめ、SNS上で動画配信する企業が増えています。SNSはユーザーと双方向のコミュニケーションが取れたり、拡散を期待できたりと、動画の配信先としても優れた媒体です。

ただ、手法だけ見てもイメージしづらい方もいるのではないでしょうか。このようなときは、プロに相談するのも1つの手です。

自社商品・サービスに合わせてどんな動画を配信すべきか頭を抱えている方は、一度弊社に相談してみませんか?


【質問3】制作会社に依頼する場合の注意点はある?

制作会社へ依頼する場合、コストが発生する点に注意が必要です。動画は配信までに多くの工程を要するため、静止画よりも値段が高くなってしまいます。

また、制作会社の導入実績は十分か、サポート体制は充実しているかなども事前に確認しておきましょう。

【質問4】動画マーケティングは今後も市場が伸びてくるもの?

動画マーケティングは、今後も市場が拡大すると予想されます。その理由は、以下4つです。

【動画マーケティングの市場が拡大すると予想される4つの理由】

  1. 動画広告市場が拡大している
  2. 動画プラットフォームが普及している
  3. 5Gの利用エリアが拡大している
  4. 新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が拡大した

例えば、2020年3月には5Gの商用サービスが開始され、利用エリアが拡大中です。5Gの推進に向け、総務省もデジタルインフラの整備計画を発表しています。

出典元:総務省

5Gは4Gに比べて通信速度が20倍になるとされており、4Kや8Kの超高画質動画もストレスなく楽しむことが可能です。

さらに動画プラットフォームの普及、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要の拡大なども影響し、動画マーケティングの市場は今後も伸びることが予想されます。

【質問5】動画マーケティングを成功させるポイントは?

動画マーケティングを成功させるポイントの例は、以下の通りです。

【動画マーケティングを成功させるポイントの例】

  • 目的・ターゲットを明確にする
  • 適切な配信媒体を選択する
  • 定期的に効果検証をおこなう
  • 社内体制を整える
  • 制作会社へ依頼する

「自社の課題解決」や「商品・サービスの普及」など、まずは動画を制作する目的を明確にしましょう。

ターゲットの属性によっても動画で伝えるべき情報は異なるため、「誰に伝えるか」を明確にしておくことが重要です。ターゲットが曖昧なままの動画では、誰にも刺さらなくなってしまいます。

また、自社で満足いく動画を制作できない場合、制作会社へ依頼するほうが余計なコストや手間をかけずに済むのでおすすめです。

まとめ:事例を参考に効果的な動画マーケティングに取り組もう

今回は、動画マーケティングについて解説しました。最後に、これまでの情報をまとめます。

  • 動画マーケティングは今後も市場の拡大が予想される
  • 動画はテキストや静止画に比べて短時間で多くの情報を届けられる
  • 動画配信後は効果測定を何度もおこない、動画の内容を改善するのがおすすめ

動画広告市場が拡大するなか、マーケティングに動画を活用する企業が増えています。競合企業が取り組んでいない場合、差別化にも効果的です。

動画制作は工程も多いため、社内体制を整えてスムーズに実践できる準備を進めましょう。

なお、自社だけでの動画制作に不安がある場合は、プロに依頼するのがおすすめです。

例えば、パロニムの「Tig」では、触れるだけで情報にアクセスできる次世代型インタラクティブ動画技術を提供しています。

視聴者は関心があるものをタップするだけで直感的に情報を取得できるため、検索する手間がかかりません。

また、配信側は視聴者がタップした情報をもとに効果測定できるため、分析結果をもとに効果的な改善がしやすくなります。

便利な未来の動画体験を発信できる「Tig」を導入したい企業は、以下から気軽にお問い合わせください!


ピックアップ記事

  1. 近年「ユーザーの発信をベースにした物語」を中心に商品・サービスを作る「ナラティブマーケティング(N…
  2. ここ5年ほどの間で、瞬く間に市民権を得た「ショート動画(縦型ショート動画)」。特に若年層を中心に注…
  3. 今回はいつもと趣向を変えて、ぱろにずむ編集部がTig LIVEご利用企業様を訪問しました。訪れた先…
PAGE TOP